「ひとつぶのたね」は、聞く人それぞれが演奏を聴き、

たったひとつぶのたねでよいので、心の中に音楽の種を植え育ててほしいという願いが込められ、

コンサートの題目として名付けられました。

出演

明石弦楽オペラ会
私たちは世界的に珍しい弦楽四重奏伴奏によるオペラ上演に着目しました。きっかけは1796年にクフナーによって弦楽四重奏版に編曲されたモーツァルトのオペラ「ドン・ジョヴァンニ」の存在です。弦楽四重奏だけで演奏できるならば、歌を加えることで“弦楽伴奏によるオペラ”が成立するのではないかと考えたのです。私たちはモーツァルトの自筆譜から新しく編曲を行い、2018年10月に「ドン・ジョヴァンニ」を上演し、弦楽伴奏によるオペラ上演が可能であることを証明しました。今後も他の作品に挑戦すると共に、この新しい編成のオペラを明石から世界へと普及させることを目指します。

立花礼子（ヴァイオリン）　　　小野村友恵（ヴァイオリン）　　　安部薫（ヴィオラ）　　　　　　尾崎達哉（チェロ）