イベント情報
えんげき祭inあかし 舞台劇『知覧のさくら』
明石市民会館大ホール 11月22日(日)
|
■料金前売/一般3,000円 高校生以下1,500円 ■時間開演17:00 ■発売日9月4日(金) ■チケット取り扱いアワーズホール・明石市立市民会館 TEL 078-912-1234 ■主催【主催】アワーズホール・明石市立市民会館 ■お問い合わせアワーズホール・明石市立市民会館 |
公演内容
たった70年前に本当にあったことなのである。
赤羽礼子・石井宏 著「ホタル帰る」より 脚本/清水巖 脚色・演出/ふるかわ照
出演:劇団自由人会
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
愛しき人よ 生きてください
僕は忘れない ふるさとの空を
<あらすじ>
昭和20年、春―
鹿児島県、知覧の特攻基地近くに浜田ふくが経営する福屋食堂があった。
そこは学徒として召集され特攻兵となった若者たちにとって出撃するまでの
短い時間を憩うことの出来る唯一の場所だった。
生還率ゼロの出撃命令。
ふくの食堂で過ごした若者たちが南の空で散っていく…。
一瞬の青春を生き、永遠に身を投じた若者たちを忘れてはならない
人間の尊厳とは何か、平和とは何かを考える慟哭のノンフィクション舞台。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「知覧のさくら」初演から10年 輝き続ける青春の響き
代表 森 もりこ
私自身演劇活動を始め、早いものでもうすぐ40年になりますが、「知覧のさくら」のように老若男女を問わず
熱く支持され続ける作品にはそう出会えるものではありません。
特に、今を生きる若者たちが、同じ青春時代を命の灯が消えるぎりぎりまで生き、
不条理にも散っていかねばならなかった彼等の声を一言も漏らすまいと耳を傾ける姿には、感動すら覚えます。
派手な音楽や奇をてらう演出があるわけでもないこの作品を、なぜそれほどまでに真剣に観てくれるのでしょうか。
それは、この物語が戦争で命を落としていく若者たちを描いているのではなく
死の瞬間まで鋭敏な魂と明晰な知性を働かせ、生命いっぱいに生き抜こうとした青春像を描いているからではないでしょうか。
天国に度立った作者清水氏の声が聞こえてきそうです。
「ほらな、もりこはん。この国も捨てたもんやないやろ。」と。
原作 : 赤羽礼子・石井宏 「ホタル帰る」
脚本 : 清水巖
脚色・演出 : ふるかわ照
音楽 : 木村知之
制作 : 劇団自由人会
協力 : 知覧特効の母鳥濱トメ顕彰会
ホタル館 富屋食堂 館長 鳥濱明久